ホテルへ向かいながら、少しずつご主人様からの声や動作が意地悪になるのがわかります。その度に発情して反応する身体に、ふざける余裕も、お顔隠す余裕もなくなっていきます。半開きの口からは、熱のこもった吐息ばかり、漏れちゃうの。
はやくおもいっきり、苛めて欲しくて、めちゃくちゃにして欲しくてしょうがなかった。 外なのに恥ずかしいお願いも沢山しちゃった、気がします。ドクドク、心臓が飛び出るみたい。それをコントロールされて、支配されて、とっても、気持ちいいんだもん、頭も身体も、ご主人様でいっぱいでした。
やっとの思いでホテルにつくと、静かなロビーと、笑顔のスタッフに迎えられて。
そんな風にされたら余計に恥ずかしくなる。
丁寧な接客をされるほどに、私の発情した身体を抱えるのが大変になる。ご主人様に助けを求めようと視線を移しても、「どうしたの?」と視線も合わせて頂けなくて、ひたすら、自分がどれだけ変態なのか自覚していっちゃう。
とっても、とっても長かった、案内のスタッフが部屋から出れば、もう、二人っきり。
熱い息と、声が一気に漏れ始めちゃう、我慢しなくていいと思えば、どんどん乱れ始める身体。「虐めてください、」ってお願いするのにそれでもなかなか、虐めてくれなくて、視線も合わせてくれない。お部屋のなかうろうろするご主人様、まだだよ、って沢山焦らされてしまいます。
もう、声を聞いただけで逝っちゃいそう、なんです。。なにか、なんでもいいから、欲しくてほしくて。あんな状態で逝けないの、とっても苦しかった。
我慢できなくなった私、ソファでくつろいでるご主人様のところまで、首輪をくわえて四つん這いでお願いしにいきます。厭らしくお願いしたら、虐める気になってくれるかなって、もっとご主人様にも、いじめたいって思われたくて。
息を荒くさせて、頬を紅潮させたまま、お願いした私。やっと、やっと、ご主人様の意地悪な目に捉えられる。それだけで、足が、身体が震えちゃうんです。
「逝きそう、逝っちゃう」ってもがく私に、「まだ逝けないよ。」と。
「どうやって虐めようかな、うーん、とりあえず洋服、脱ごうか。」
立つだけでも必死の身体、なんとか動かして洋服を脱いでいきます。下着姿で立つ私、の前に座るご主人様。
「こんなにしちゃって、ねえ、ほらわかってる?汚れて、染み出てきちゃってるの。まだなんにも、してないのに。」
責められて、更に蕩けていく身体。こんな状態、我慢できない、です。立っていられない。ひたすらに、逝きたくてたまらないの、欲しくてたまんなくなる。
けど許可があるまでなにされたって、いけない。
下の突起にご主人様の手が伸びても、やっぱり逝けない。
苦しくて気持ちよくて堪らなくて、
もっと。、もっと
苦しませてほしくなる、。
逝きたくて苦しくて泣きそうになる私を愉しそうに見つめるご主人様。様々な催眠をかけて私を追い込んでいきます。追い込まれて限界、って思ってるのに、まるで限界を無理やり広げられるような、底深く掘り下げられてしまうような。
どんな催眠をかけられたか、詳しくは覚えてなくて。もがいて、もがいて、意識が飛びそうなくらい、もがいていたところで、やっと。
「そろそろ逝けるようにしてあげようか。」
と、ご主人様。
秒読みをされたのか、お名前を呼ばれたのか。
とにかく、逝く許可をやっと、もらうことができました。
けど、許可があれば今度は逝くのが止まらなくなる。なにもしなくても、勝手に何度も、逝き始めちゃう。そんな状態で更に催眠かけられて、触ってないのに触られる感覚や中で動く感覚を与えられて。
逝く間隔が狭くなれば、こんどは絶頂の瞬間が続いてしまいます。絶頂の瞬間に起こる、身体の痙攣、呼吸の停止、深い快感、が、続くんです。
呼吸もままならない、そんな状態で放置されればだんだん意識が遠くなってきて。
「もう、だめ、。」ってその意識さえも手放しそうになる瞬間、
一気に催眠をすべて解いてくれました。
途端にベッドの上で脱力する身体。暫く動かすことができなくて。
「よく頑張ったね。」
ご主人様の腕の中、ゆっくり呼吸していくと、やっと自分っていう感覚を取り戻し始めます。
その時のご主人様のキスはやっぱり、温かくて、心地いい、幸せな瞬間、なんです。
けど、まだまだ足りない、ご主人様をまた求めたくなっちゃうの。
、、つづく。(笑)